有名な日本刀ですが、それにも様々な種類があります。多くの刀工によって作られた刀は、一本一本まったく異なっており、その中でも名刀と呼ばれる傑作は、今でも大切に保管されており、博物館などで見ることができます。太刀の銘 国宗も、その名刀の一つです。
国宗とは、刀工の名前で、彼は鎌倉時代に備前の国で活躍した、直宗派に所属していました。備前伝が大きくなった理由としては、もちろん刀工たちの技術も関係しますが、それ以上に、中国山地のたたら製鉄、それからそれを運ぶための水運である吉井川、という、刀鍛冶にとって必要な二つの要素がしっかりと揃っていたから、という理由のほうが大きいです。
国宗は初代と二代目がいます。太刀の銘 国宗は、2代目の作品であると言われており、直刃で、非常に洗練された見た目が特徴的です。反りはそれなりに大きく、力強さを感じます。
今は博物館に保管されているため、機会があれば、ぜひ見に行きましょう。
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- 2022年12月14日
- 野牛の日本刀小話
